なぜ志願者数アップ?長崎大学25日前期日程試験 ここ10年で初3000人台が受験《長崎》
国公立大学の2次試験「前期日程」の試験が、長崎大学で25日に行われます。
志願者数が、ここ10年で初めて3000人を超えるなど、増加しています。
25日に前期試験が行われる長崎大学の文教キャンパス。
22日午後、試験に向けて正門に看板が設置されました。
長崎大学の前期日程の志願者数は、定員1062人に対して3233人。
前年度より677人増えて、志願倍率は3倍になりました。
(長崎大学 井上徹志 副学長)
「前期でいうと、3000人を超える水準になっていて、ここ10 年で3000人を超えるのは初めて」
2010年からの前期日程の志願者数をみると、昨年度までは2600人前後で推移。
最も多かったのは2年前の2868人で、3000人を超えたことはありませんでした。
また、前期と後期を合わせた志願者数は、今年度4595人に。
志願倍率は3.7倍と前年度よりも0.5ポイント上昇。増加傾向が見られています。
(長崎大学 井上徹志 副学長)
「(増加した要因について) 受験者数が増える倍率は、受験生の多くの要因が絡むので、今後精査していく」
教育ベンチャーの「スタディプラス」が高校生を対象に2022年に実施した「大学選びで重視すること」を尋ねたアンケートでは、最も多かったのが「学びの内容」で88.3%次いで、「ネームバリュー」「立地」と続きました。
100年に一度の変革が続く、長崎市中心部。
学生も、まちの変化を評価する声が多くなっています。
(教育学部 3年)
「新しいお店が入って来たり、そういう点は駅前が栄えてうれしい。長崎は少子高齢化で、若い人が出ていくところだと思うので、長崎の駅前がきれいになって、長崎が盛り上がって栄えるというのは、他の県から若い人だけじゃなく、観光客も増えてうれしい」
(環境科学部 1年)
「過ごしやすい。路面やバスいろんな交通手段があっていい。聞いていた話よりもいろんなところで遊べるしいいなと思う」
(水産学部 3年)
「駅前のバス停が、路面電車から行きやすくなった。(若者が)増えると思う」
これに井上副学長は・・・。
(長崎大学 井上徹志 副学長)
「まちが変わっていくというダイナミズムや臨場感は、学生に伝わるんだと思う。大学生活という非常に多感な時期に、そういう発展していく街で過ごせるというのは非常に楽しいことではないか」
長崎大学の前期試験が25日、後期試験は来月12日に実施される予定です。