佐世保玉屋が8月以降も営業継続へ 取引先に「7月末で閉店」通知も…方針転換《長崎》
7月末で閉店するとしていた「佐世保玉屋」について社長が16日に、8月以降も営業を継続することを明らかにしました。
今後、売り場を縮小する方針で、建て替えに向けた協議も進めているとしています。
(佐世保玉屋 田中丸 弘子社長)
「7月に閉店することは決めていない」
佐世保玉屋は、今年2月、取引先に対する文書を出し、建物の老朽化に伴う耐震化の必要性などを理由に「今年7月31日付けで一旦閉店する」と通知していました。
しかしその後、店内の掲示板で営業を継続することを利用客に知らせていて、田中丸 弘子社長は16日の会見で、改めて8月以降も営業を続けることを明らかにしました。
(佐世保玉屋 田中丸 弘子社長)
「当初(閉店を)視野に入れて取引先と話をしていたが営業を継続するということになった」
佐世保市から2017年以降5回にわたって、耐震診断の結果を報告するよう命令を受けているものの、応じていない佐世保玉屋。
診断は行わず、現在の建物を解体して建て替えを行う方針で、当面は、現在およそ5600平方メートルの売り場面積を耐震診断の義務付け対象外となる5000平方メートル以下に縮小して営業するとしています。
(佐世保玉屋 田中丸 弘子社長)
「(以前業者に)耐震診断をお願いしたが難しいと(言われた)。今建て替えを視野に入れて考えているので安心感を得てもらえる大きさに整えて営業を継続していきたい」
佐世保玉屋一帯では2021年に再開発に向けた準備組合が設立されていて、田中丸社長は「2028年の開業を目指して地権者との話し合いを重ねている」と述べました。