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木造文化財を火災からどう守るか?「文化財防火デー」に合わせて史跡出島で消防訓練 《長崎》

2024年1月26日 17:00

1月26日は「文化財防火デー」です。

長崎市の史跡・出島では、消防訓練が行われました。

(訓練参加者)
「火事だ。火事だ」

消防訓練は「史跡・出島」内にある木造2階建ての「三番蔵」の1階から出火し、3人がケガをした想定で行われました。

施設のスタッフや、長崎市中央消防署の職員など、約40人が参加しました。

(職員)
「火災が発生しました。避難してください」

スタッフが、通報や救助者への呼びかけ、客の避難誘導など、発生時の初期消火の対応を確認しました。

(出島運営管理事務所 高井良 肇 所長)
「ハード面、ソフト面で防火、防災の意識を常に持ち続けながら、お客様が安全で安心して観覧できるようにお届けしたい」

(長崎市中央消防署 麻生 太郎 警防2課長)
「長崎はたくさん文化財があるまち。そのなかでも代表的な出島商館跡は重要な位置づけになるので、防火、訓練を重点的にやってもらいたい」

長崎市内では、約290か所の文化財が指定、登録されています。

訓練は、28日、大野教会や馬込カトリック教会などでも実施されます。