「アセスルートを白紙に」新幹線西九州ルート未整備区間めぐり国と佐賀県が協議《長崎》
新幹線西九州ルートの未整備区間について、28日、国と佐賀県による協議が行われました。
今年2月以来、およそ10か月ぶりに行われた国土交通省と佐賀県との協議。
佐賀県側は未整備区間である武雄温泉~新鳥栖間について、佐賀空港と関連させたルートの議論の可能性を示したほか、長崎県やJR九州を含めた「地元での合意形成」を図る必要があると述べたということです。
(佐賀県 南里隆副知事)「議論を深めるためには(佐賀駅を通る)アセスルートを一旦白紙にして地元で一から議論して合意形成を図る必要がある」
一方で、国交省側はフル規格での整備のメリットや、従来検討されてきた佐賀駅を通るルートが最も整備効果が高いことなどを改めて説明したということです。
国交省は来年1月に開催される予定の与党検討委員会できょうの議論の内容を報告するということです。