「ルート含め佐賀県側の要望 年内に協議し確認を」新幹線西九州ルート与党PT検討委員会《長崎》
新幹線西九州ルートの整備方針を議論する与党の検討委員会が6日開かれ、未整備区間を巡る佐賀県の動きなどを共有しました。佐賀県の山口知事が「国との協議に応じる」とする佐賀空港付近を通るルートを含め、改めて佐賀県と協議するよう国に求めたということです。
与党整備新幹線建設推進PT西九州ルート検討委員会森山 裕委員長
「9月の佐賀県議会では西九州ルートについて議論され11月には鉄道局の次長が佐賀県の副
知事と面会するなど様々な動きがあった」
6日、東京で開かれた新幹線西九州ルートの与党検討委員会。開催は今年2月以来およそ10か月ぶりで、佐賀県などの動きの情報共有を目的に開かれました。
西九州ルートの整備を巡っては与党検討委員会の森山 裕委員長が10月、佐賀県の山口知事と面会。未整備区間である武雄温泉―新鳥栖間をフル規格で整備した場合のルートや財源に関して意見交換し、山口知事は、佐賀空港付近を通るルートを軸に国との協議に応じる考えを示したということです。
6日の検討委員会では、具体的にどのようなルートを佐賀県側が求めているのか、確認する必要があるとして、国土交通省に対し、年内に佐賀県と協議して、その内容を報告するよう求めたということです。
次の検討委員会は来年1月に開催される予定です。