提灯活用「路地」に魅力を 船大工町「もやい通り」で「路地文化に灯りを」プロジェクト《長崎》
灯りを活用して「路地」の魅力を知ってもらう取り組みが長崎市の繁華街で始まりました。
午後6時。
弓張提灯に優しい灯りがともされました。
長崎市の繁華街、船大工町にある「もやい通り」で始まった “路地文化に灯りをプロジェクト” です。
もやい通りは、長さ60メートルの通りに約40軒の店が軒を連ねる小さな路地です。
提灯には、かつて海に近かったこの地区で、船を岸につなぎとめていたという「もやい結び」をデザインしました。
「助け合う」「仲良くする」といった意味がある “もやい” の精神を大切にして地域の活性化や路地の魅力を高めることを目指しているそうで、これまで薄暗かった路地が提灯のやわらかい灯りに包まれました。
プロジェクトの代表荒木壽美さんは「通り抜けるだけでもいいのでまずは、もやい通りを知ってほしい」と話していました。
荒木さんによると弓張提灯は長崎くんちで奉納される7つの「川船」のうち、船大工町の川船にも掲げられている提灯だそうです。