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ユーモラスな踊りと勇壮な獅子が舞う「中尾くんち」 250年以上の伝統を地域が受け継ぐ《長崎》

2024年9月16日 19:30
ユーモラスな踊りと勇壮な獅子が舞う「中尾くんち」 250年以上の伝統を地域が受け継ぐ《長崎》

普段は静かな山あいの町にシャギリの音が響きます。

長崎市田中町で15日に行われた「中尾くんち」。

大きなひょうたんとさかずきを背負って登場したのは唐子踊の子どもたち。

酒を飲んで酔ってしまう様子をユーモラスに演じます。

中尾くんちには地元のおよそ100人が参加し、250年以上受け継がれる市の無形民俗文化財「中尾獅子浮立と唐子踊」を奉納しました。

大小の獅子は勇壮な舞を披露、見物客から大きな拍手が上がりました。

(辻󠄀 朔馬さん)
「回るタイミングと側転が難しかった。緊張した」
( 林田 崚生さん)
「十何年も出てきて、これがないと。できる限り続けたい。たくさんの目がある中でできるのはいいこと」

神社での奉納を終えた一行は、地区を回って踊りを披露しました。

(観客)
「100世帯切る中で、これだけの祭りができるのは、昔からの地域の力だと思う」
「音が聞こえるとわくわく。よそと違うシャギリの音が。中尾の方が1番」

長崎市内では、11月いっぱいまで各地で「郷くんち」が行われます。