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全国の商工会議所が集合「観光振興大会」長崎の食や観光 “おもてなし” でアピール《長崎》

2025年1月28日 20:01
全国の商工会議所が集合「観光振興大会」長崎の食や観光 “おもてなし” でアピール《長崎》

全国の商工会議所の関係者が一堂に会する観光振興大会が長崎市で開幕し、各地から約1700人が参加しています。

食や観光などの長崎の魅力を発信するため、“おもてなし” にも力を入れています。

長崎検番の演舞で華やかに幕を開けた「観光振興大会」。

(長崎ランタンフェスティバル 張 仁春 企画幹事長)
「あすから開会式だが、私の衣装はこのランタン期間中の私の戦闘服だ」

(YOSAKOIさせぼ祭り実行委員会 竹本 慶三 名誉顧問)
「人を集めるのに一番簡単なのは、まずおまつり。イベントではないか。本当に人が感動するような祭りをしたいと」

持続可能なまつりやイベントについて考える分科会では、運営に携わるパネリストらが、29日に開幕する「長崎ランタンフェスティバル」や、「YOSAKOIさせぼ祭り」など、それぞれの魅力をPRしました。

観光振興大会は、全国の商工会議所の関係者が集まって観光業界の課題や地域の観光資源への理解を深める大会で、日本商工会議所と長崎商工会議所が主催します。

長崎での開催は初めてで「ふるさとの光を観つけに!長崎遊学」をテーマに全国各地から約1700人が参加しています。

(鹿児島から参加)
「駅の雰囲気もだいぶ変わったし、非常に長崎は好きな街。ランタン祭りもあるというので、きょうは楽しみにしてきた」

大会では、参加者に長崎の魅力を伝えることもミッションの一つ。

食をPRしようと、松浦市が誇るアジフライや長崎和牛などを提供するブース。

さらに、あるテーブルに準備されたのは、長崎の刺し身醤油や皿うどんに欠かせないソースです。

(神奈川から参加)
「今回 ランタンフェスティバルを楽しみに来た。すでにちゃんぽんを食べてきたが、あしたはトルコライスに挑戦したい」

このほか「ちゃんぽん」「五島うどん」といったキーワードで、飲食店への周遊をねらう “アプリブース” も人気を集めていました。

初日のきょうは『歴史と文化』『食』『スポーツ』『まつりとイベント』の
4つのテーマで分科会が開かれました。

長崎スタジアムシティでは…

(福岡から参加)
「素晴らしい施設。近くに会ったら、しょっちゅう来たいくらい」

「スタジアムシティを一度見てみたくて(来た)」

「僕たちは福岡の田舎で7万人くらいの町なのでこのままは作れないが、エッセンスを持って帰って、町に落とし込みたい」/

会場のハピネスアリーナでは、リージョナルクリエーション長崎の岩下 英樹社長と長崎ヴェルカの伊藤 拓摩社長兼GMらが「スポーツが動かす、地域の未来~ 長崎スタイル」をテーマに意見を交わしました。

(リージョナルクリエーション長崎 岩下 英樹社長)
「開業から100日くらいで、150万人が来場している。感動とビジネスを両立させたいということで、ビジネスとしても成立することができたら、ほかの地方のロールモデルになれるのではないか」

(長崎ヴェルカ 伊藤 拓摩社長兼GM)
「バスケットボールチームがあることによって、県民の “QOL”(生活の質) が上がる。いろんな新しい仕事を生み出す。そして地域創生をスタジアムシティと長崎ヴェルカ、V・ファーレン長崎で実現するという希望を持っている」

大会は29日、全体会議が行われて、観光振興の指針とする「長崎アピール」を採択する予定です。

また 長崎市出身のシンガーソングライター さだまさしさんが「ふるさとのチカラ」と題して基調講演を行うほか、閉会後にはグラバー園や端島を巡る日帰りプランや、平戸や松浦を周遊する宿泊プランなどで長崎の歴史や文化をPRします。

最終更新日:2025年1月28日 20:01