諫早市で野鳥の死骸から鳥インフルを確認 県内127戸の養鶏場などからは異状の報告はなし《長崎》
諫早市で見つかった野鳥の死骸から鳥インフルエンザウイルスが確認されたことを受け、21日、対策会議が県庁で開かれました。
( 綾香 直芳 県農林部長)
「既にウイルスが迫ってきていること、潜んでいることを改めて強く認識してほしい」
防疫対策会議は、諫早市で12日に回収された野鳥「ヒドリガモ」の死骸から鳥インフルエンザウイルスが確認されたのを受けて開催され、県や関連機関、養鶏団体などが出席しました。
県によりますと、今回死骸が見つかった地点から半径3キロ以内の2つの養鶏場に立ち入り検査を行い、異状がないことを確認。
県内127戸の養鶏場などからも異状の報告はないということです。
また、ヒドリガモから検出されたウイルスは遺伝子検査の結果、H5亜型の「高病原性」だったということです。
県は、養鶏関係者に対し、鳥の異状の早期発見や通報、防鳥ネットに不備がないか、年末年始の緊急連絡体制の確認などを要請しました。