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市議のハラスメント言動「到底看過できるものではない」長崎市長 市議会に再発防止申し入れ《長崎》

2024年9月20日 21:59
市議のハラスメント言動「到底看過できるものではない」長崎市長 市議会に再発防止申し入れ《長崎》

長崎市議会の一般質問で、職員へのハラスメントに当たる議員の言動が見受けられたとして、鈴木市長が市議会に再発防止を申し入れました。

市議会は指摘を受けた議員に意見を聴取し、対応策を検討するとしています。

(鈴木長崎市長)
「職員の心理的負担を考えると到底看過できるものではなく、市長として職員を守るために (今回 申し入れさせて頂く必要があると)」

鈴木長崎市長が市議会に提出したのは「ながさき次世代の党」の梅本 圭介議員の言動について検証を求める申し入れ書です。

今月10日に行われた市議会一般質問。

(梅本 圭介議員)
「動議。暫時休憩。ちゃんと答弁しなさい」

「お答えください。いやいや、あんた市長じゃないやろ」

梅本議員の言動について申し入れ書では、市の職員に恐怖や精神的苦痛を感じさせ、ハラスメントに該当すると指摘しています。

また 事実を誤認させるような発言や、客観的な事実を示さず根拠不明な発言なども見受けられたとして、言動の検証や一般質問のルールの明確化
などの再発防止策を講じるよう求めました。

(鈴木長崎市長)
「職員に心理的負担をかけるような限度を越したような言動がないよう、正常化を求めたい」

梅本議員は現在1期目で、9月の定例議会では、少子化対策や平和関連事業
などについて質問していました。

(梅本圭介議員)
「口調が強いかもしれない。パワハラに感じられるかもしれない。でも私は内容的なことは間違ったことは言っていないと思う」

申し入れを受けた毎熊前議長は「事実確認のうえ、各会派の代表者の意見を聞き、市議会の態度や対応策を練りたい」としています。