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「病院内の体制を刷新して臨んでいく」 鳥取県立中央病院の救命救急センターで起こったパワーハラスメントなどの問題 鳥取県は再発防止のためセンター長の交代などを含む人事異動を発表 

2024年2月5日 18:04
「病院内の体制を刷新して臨んでいく」 鳥取県立中央病院の救命救急センターで起こったパワーハラスメントなどの問題 鳥取県は再発防止のためセンター長の交代などを含む人事異動を発表 

鳥取県立中央病院の救命救急センターで起こったパワーハラスメントなどの問題。県は再発防止のためセンター長の交代などを含む人事異動を発表しました。

鳥取県 竹内和久 病院局長
「病院内の体制を刷新して臨んでいくことが適切だと判断して、異動という形で中央病院内の体制を整えようというものでございます」

鳥取県病院局の幹部が2月5日、鳥取県庁で会見を開き体制の見直しについて説明しました。県立中央病院では、去年12月東部消防局から医師への指示要請を救命救急センター長が病院の幹部に相談しないまま独断で拒否する問題が発生。また、これまでに救急センターの医師によるパワハラを病院側が認定しています。こうした中、鳥取県は再発防止のため2月10日付で、高次救急集中治療センター長の小林誠人氏と副センター長の後藤保氏を救急センターの運営から外す人事を決めました。

この2人の医師は2月10日以降も救急センターで患者の治療などを行うということです。一方、センター長は廣岡保明院長が兼務することで管理体制の強化を図る方針です。

鳥取県 竹内和久 病院局長
「指示要請の拒否といったことを病院の組織としての判断ではなく、センター長なりの個人の判断で出してしまったというのが大きな原因であろうかと思います。少なくともそういう反省点を踏まえて、院長がガバナンスを効かせた体制をとると、そういう風な見直しで今回のような事例が再発しないような体制をとっていきたい」

鳥取県病院局では、一連のパワハラ問題について今後の調査の結果が出てから改めて対応を行うとしています。


<2月10日付 人事異動>
鳥取県立中央病院

▽廣岡保明
旧:院長

新:院長
兼高次救急集中治療センター長
兼同救命救急センター長
兼同集中治療センター長


▽小林誠人
旧:救急集中治療科部長
兼救急外傷外科部長
兼高次救急集中治療センター長
兼同救命救急センター長
兼同集中治療センター長

新:救急集中治療科部長
兼救急外傷外科部長


▽後藤保
旧:小児救急集中治療科部長
兼高次救急集中治療センター副センター長

小児救急集中治療科部長


▽建部茂
旧:医療局副局長
兼外科部長
兼消化器外科部長
兼がんセンター副センター長

新:医療局副局長
兼外科部長
兼消化器外科部長
兼がんセンター副センター長
兼高次救急集中治療センター副センター長


▽前田啓之
旧:呼吸器・乳腺・内分泌科部長

新:呼吸器・乳腺・内分泌科部長
兼高次救急集中治療センター副センター長

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