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鳥取県の平井知事と広島県の湯﨑知事が鉄道存続問題などの課題に向け連携確認 鳥取県米子市で両県知事会議

2023年11月20日 0:00
鳥取県の平井知事と広島県の湯﨑知事が鉄道存続問題などの課題に向け連携確認 鳥取県米子市で両県知事会議

11月20日、鳥取県の平井伸治知事と広島県の湯﨑英彦知事は鳥取県米子市のJR境線の列車に乗り込み鉄道の現状を視察しました。

その後、鳥取県と広島県の両県知事会議が鳥取県米子市で開かれ鉄道路線の存続問題なども取り上げられました。

広島県ではJR西日本が国に「再構築協議会」の設置を要請していて、JR芸備線の一部区間の存廃や再編についての話し合いを検討している状況となっています。鳥取県も県東部の因美線と山陰線の一部区間の存続が課題となっていて、こうした現状をふまえ両知事は、国に積極的に関与するよう引き続き連携して働きかけていくことを確認していました。

鳥取県 平井伸治知事
「我々は他の地域も含めて(存廃問題は)これが1番バッターに過ぎない。これから2番バッター、3番バッターになってくる可能性も考えないといけない。国への働きかけを強調していく」

広島県 湯﨑英彦知事
「鉄道の果たす役割りはどういうものなのかという国の問題。どうあるべきなのか。あるべき論をした上で部分の議論をすべき」

このほか、広島県に新しく整備された宇品港と鳥取県境港市の境夢みなとターミナルを活用し、連携して海外からの豪華クルーズ船を積極的に誘致していくこと。また、大規模災害への対応に向けて最新の情報システム導入に力を入れていくことや中山間地域の生活環境支援なども両県で連携し、国に対して支援制度の充実を求めていくことなどが確認されていました。