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各地で過去最も遅い猛暑日に この影響は葉物野菜に 生育不良で値上がりする事態に 

2024年9月19日 18:30
各地で過去最も遅い猛暑日に この影響は葉物野菜に 生育不良で値上がりする事態に 

9月19日も厳しい残暑に見舞われた山陰地方。各地で気温が上がり、19日午後3時までの最高気温は島根県津和野で37℃、鳥取で36.8℃、米子で35.6℃、松江で35.2℃と各地で過去最も遅い猛暑日となっています。

こうした中、鳥取市の直売所では、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜が値上がりする事態に。最近の猛暑などによる生育不良が見られると言います。その影響で、ある直売所では葉物野菜が平年より3割から5割値上がりしていました。これには消費者もー。


「少なくとも3割近くは上がっているんじゃないかな。食べるものは切り詰めようがないので」

「作ってはいるんですけど、家庭菜園でそれもうまくいかなくて買いに来るんですけど高いですよね」

「葉っぱ物がすごく高くなったように感じます。毎食サラダとか作るのでやっぱり家計に響いてます」

値上がりする葉物野菜。

小松菜を1ヘクタールほどの農地で栽培している農園では、厳しい暑さにより発芽しにくかったり、形が悪かったりする被害があったといいます。「寒冷しゃ」と呼ばれる日陰を作るものを被せるなど対策をしていましたがー。

森農園 森広幸さん
「どうしても蒸れちゃうんで暑さと蒸れ、(悪いものは)この辺が黄色くなって、べちゃっとしちゃって、茎の辺りから悪くなってくる感じですね」

暑さの影響で一部が痛んでしまった小松菜も。暑さに合わせて収穫量が減ってしまい、相場が上がっていると言います。

森農園 森広幸さん
「涼しくなって安定的に作れるようになったら、値段も安定して下がっていくんで今は買う方も大変だと思います。暑すぎなく寒すぎなく気候が安定してくれたらいいと思います。多分ならないと思いますけど」

天候ばかりはどうしようもないため、収穫数が減ることに苦しさがあると語る森さん。農作物にとっても厳しい暑さとなっています。