全国的に相次ぐ特殊詐欺被害。山陰両県の8月末時点の被害件数が明らかになりました。

鳥取県警によりますと、8月末時点での特殊詐欺の被害件数は46件、被害額は5213万円と去年の同じ時期に比べ被害額は減っているものの件数は4件増加しています。具体的な内訳としては、架空料金請求詐欺が16件、被害額が1849万円と一番多く次いで還付金詐欺が14件、被害額が1887万円となっています。

一方、島根県内では被害件数44件、被害額がおよそ7431万円といずれも去年の同じ時期に比べ減少しています。しかし、島根県内では有名人の写真やマッチングアプリを悪用して嘘の投資話をもちかける、いわゆるSNSを使った投資・ロマンス詐欺の被害が増加傾向にあります。

警察では電話やメールでのもうけ話は詐欺の可能性が高いとして注意を呼び掛けるとともに不安に感じたら迷わず警察の専用ダイヤル「#9110」まで相談してほしいとしています。