鳥取県北栄町出身・名探偵コナン作者 青山剛昌さんが「芸術選奨」文部科学大臣賞 名探偵コナンによる地元の盛り上がりについて「県が潤う、とてもうれしい」
文化庁が毎年、芸術の分野において優れた業績をあげた人に贈る「芸術選奨」。3月11日、東京で贈呈式が行われ鳥取県北栄町出身で名探偵コナンの作者青山剛昌さんが出席しました。
3月11日、東京都内で行われた「第75回芸術選奨贈呈式」。文化庁が毎年選出していて芸術の各分野において国内外で優れた業績をあげた人に贈られる賞です。今回は俳優の阿部サダヲさんや歌舞伎俳優の坂東彌十郎さん、そしてメディア芸術部門では鳥取県北栄町出身で漫画・名探偵コナンの作者青山剛昌さんなどが授賞しました。
青山さんの作品「名探偵コナン」はいまや国民的作品であり、1997年から公開が始まった劇場版でも、去年、おととしは連続で興行収入100億円を突破。長期間に良質なエンターテインメントを創出しているとして文部科学大臣賞を受賞しました。
青山剛昌さん
「うれしいです。とても。まだそんなにぴんと来てないんですけどやっぱり受賞されている方々すごい人なので俺がもらっていいのかなって。もらえるものはもらっときます」
Q自身も原画を手掛ける劇場版が評価されたことについてどう思われますか?
青山剛昌さん
「僕が見てると自分の原画が出てくると恥ずかしいって。何とも言えないんですけど自分の原画で喜んでくれるとうれしいですね。描きがいがあります。良いシーンを描かせてって言っ てるので(4月の劇場版も)お楽しみくだ さい」
アニメや劇場版の人気から地元・鳥取県も名探偵コナンの聖地として注目を集めています。毎年恒例の名探偵コナンまつりには去年はファン2000人が大集結。鳥取空港では10年ぶりに巨大トリックアートのリニューアルが予定されています。さらに、コナンのラッピング列車を利用した鳥取県北栄町を巡るツアーや、そのコナンラッピング列車が3月17日には新デザインとなるなど人気は留まることを知りません。
Q地元も盛り上がりについてどう思われていますか?
青山剛昌さん
「うれしいですね。トリックアートはラクダのやつは撮る前に変わっちゃったので残念ですけど、変わったらまたトリックアートで撮りたいと思います。コナンで盛り上がっていただいてくれれば県が潤う、とてもうれしいです」
Q今後の展望についてはどうお考えですか?
青山剛昌さん
「いろんなことを達成しちゃってるのであとは無事に物語を最後まで描き切ることが目標ですけど、まだまだかかりそうなのでお楽しみください」