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特産品「鳥取砂丘らっきょう」の販売始まる かなり良い出来栄えへと成長 鳥取県鳥取市

2024年5月20日 18:23
特産品「鳥取砂丘らっきょう」の販売始まる かなり良い出来栄えへと成長 鳥取県鳥取市

鳥取砂丘に隣接する鳥取市福部町の特産品「鳥取砂丘らっきょう」の販売が5月20日から始まります。20日の朝、地元の園児の声援を受けながら全国の市場に向け、ラッキョウが出荷されました。

鳥取市福部町で20日から「鳥取砂丘らっきょう」の出荷が始まりました。特産品のこのラッキョウは、シャキシャキ感や色の白さが特徴で、地域ならではの農産物を保護する国の「地理的表示保護制度」にも登録されています。

今年は58戸の農家が鳥取砂丘らっきょうを栽培。全国への出荷を前に、地元の園児ら21人も元気な音楽でエールを送りました。今年は、去年8月の台風7号の影響で砂で埋もれてしまった畑の土を掘り起こす作業に追われたり、2月、3月の日照不足により生育が遅れたりしていましたが、4月ごろには気温が上がり例年並みの大きさまで育ったといいます。

福部らっきょう組合長会 宮本和裕 会長
「4月から5月にかけて一気に成長しまして、かなり良い出来栄えとなっています。皆さんに去年以上に喜んでもらえるのではと安堵しています」

20日には東京や中京、京阪神などに向け、約42トンが出荷されました。今シーズンは1550トンを出荷する計画で、去年より約1億2000万円多い9億3000万円の販売額を見込んでいます。

鳥取砂丘らっきょうは、全国で6月15日ごろまで販売されるということです。