「自分の命・周りの命を守ることに繋がる」 大学生×小学生防災イベントを開催 鳥取県鳥取市
楽しく防災を学びます。大学生が講師となり小学生に身近な防災を学んでもらうイベントが鳥取市で開かれました。
11月7日、鳥取大学付属小学校で行われた「防災体験イベント」。防災を楽しく学んでもらおうと保護者が企画したもので、全校児童と保護者、約240人が参加しました。
イベントでは、大雨で町が浸水した際、避難のタイミングを考えるVR体験やー。段ボールで組み立てたベッドを使い、避難所での生活を体験するコーナーなど6つのブースが設けられました。
その中で、講師を務めるのは、鳥取大学で防災について学んでいる学生など。児童は、災害時の避難所で生活用品が足りない時は、身近なものが代わりになることを学んでいました。
ブースで作られているのは、万が一の時に役立つ防災グッズ。新聞紙を折っていくとスリッパに変身しました。
スリッパを履いた児童
「ぶかぶか」
さらに、新聞紙は別の物にも変身。中にビニール袋を入れるとー。コップにもなります。
新聞紙ブースの学生
「こういう新聞紙でも作れるんだというのを体験してもらって、自分の命・周りの命を守っていくことにつながるのでこういうイベントがあることはすごく良いと思います」
また、中には、津波について学習するブースもー。
子どもに説明する教授
「津波というのは、波長が数キロメートルから数百キロメートルあるので水のかたまりが押し寄せます」
子ども
「こわ~い!」
児童は、津波の恐ろしさなどの説明を受け、津波が発生した際は高い場所に逃げることを学びました。
児童
「危ないってことがわかりました」
「津波が来たら高いところに避難する」
「災害のときはちゃんと避難をするようにしたいです」
イベントの最後には、お湯を入れるだけで食べられる防災非常食「アルファ米」を試食。万が一に備えて防災意識を高めていました。
児童
「すごく柔らかくて美味しかった。わかめの味」
鳥取大学附属小学校 懇話会鳥羽明彦育成部長
「楽しいとか笑顔があったので、楽しみながら防災を知って、そこを入口にいろんなことを学んでいただくことができたので良かったと思います」
実際に見て触れて、体験して学ぶ防災イベント。鳥取大学付属小学校では今後も地域と共に防災について学ぶ機会を増やしたいとしています。