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「ストレスを解消できる非常に良い場所」 香港の大学院生が人口が密集する香港にはない自然豊かな山陰地方の魅力を探る 鳥取県鳥取市

2024年5月29日 18:12
「ストレスを解消できる非常に良い場所」 香港の大学院生が人口が密集する香港にはない自然豊かな山陰地方の魅力を探る 鳥取県鳥取市

山陰地方の観光資源や文化を学び、インバウンドへつなげます。5月29日、鳥取県に香港の大学院生が訪れ、香港市場における山陰地方の魅力を探りました。

29日、鳥取砂丘を訪れたのは、香港中文大学でビジネスを学ぶ大学院生ら8人。8人は卒業論文を書くにあたり、人口が密集する香港にはない山陰地方の自然豊かな観光資源や文化を学ぶことで、香港からの観光客を山陰地方に誘致する方法を探ります。学生たちは、馬の背から見える日本海を背に写真を撮るなどして、涼しい風に吹かれながら山陰地方ならではのゆっくりと流れる時間を満喫しました。

香港中文大学の大学院生 チョウさん
「ここは自分たちのストレスを解消できるすごく良い場所。都会とは違って自然が自分たちの心を癒してくれる、非常に良い場所」

香港中文大学の大学院生 ロザリオさん
「正直言って、こういった場所はイタリアにはないです。日本で一番広くて日本で一番知られている砂丘、というポイントがお客さまを誘致するポイントになると思います」

また、観光資源の一つとして博物館にも関心があるという学生たち。続いて訪れたのは砂の美術館。学生たちはリーフレットを手に、じっくりと砂像を眺めていました。

香港中文大学の大学院生 ケリーさん
「東京などの都会と違って美術館や砂丘がある。この経験を伝えて、いかに自分たちの国の中国・香港からの観光客を誘致する題材をうまく使えるかを論文にしてまとめたい」

今後8人は、5月30日までに島根県松江市の島根県立美術館や、島根県安来市の足立美術館など、山陰地方のさまざまなタイプの美術館に足を運び、香港の観光客にとっての魅力を探ると共に、鳥取市の白兎神社や鳥取県北栄町の青山剛昌ふるさと館、さらに出雲大社などを訪れ、7月を目標に論文を完成させる予定だということです。