丸山知事「課題はあるが、解決と並行して進めていくべきとの意思表明と受け止めた」 島根原発1号機の廃炉4年延長の計画案を了承 島根県
島根原発1号機の廃炉完了時期について、4年延長するという中国電力の計画変更の申し入れに対し、島根県の丸山知事は12月4日の県議会で了解すると表明しました。
島根県 丸山達也 知事
「課題はあると思いますけど、その課題の解決と並行して進めていくべきだという意思表明だと受け止めて、了解をしたということであります」
廃炉作業中の島根原発1号機は、当初の計画では2045年度に作業を完了する予定でした。しかし、青森県の使用済み燃料再処理施設の完成に遅れが出ているたため、中国電力は廃炉完了が4年遅れるという計画を出しています。
この計画に対して丸山知事は計画変更を了解した上で、中国電力や国に対して安全確保を最優先した作業や丁寧な情報提供などを求めると述べました。
廃炉計画の変更については松江市の他、鳥取県など周辺自治体も了承する考えを表明しており、これで地元すべての同意が出揃ったことになります。