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「対応能力のさらなる向上を」島根原発で大規模地震を想定した防災訓練を実施 島根県松江市

2023年11月24日 19:14
「対応能力のさらなる向上を」島根原発で大規模地震を想定した防災訓練を実施 島根県松江市

11月24日、島根県松江市の島根原発で大規模な地震を想定した防災訓練が行われ、発電所の職員など470人が参加しました。

この訓練は島根原発が毎年行っているもので、今回は最大震度6強の地震が複数回発生。稼働中の2号機を手動で停止させるという想定で行われました。

訓練では鉄塔が倒壊して外部電源を喪失、複数回の地震で構内にある電源設備も故障し、原子炉の冷却機能が停止。そこで有事に備えて配備されている貯水プールからホースを延長して原子炉を冷やすことに。2号機まで550mの距離を配備されている緊急車両を使って、迅速に冷やす手順を確認しました。

中国電力 島根原子力本部 井田裕一 副本部長
「万全な設備対応はもとよりですね、その設備を使って対応する人の能力の向上も非常に重要なものであると考えています。これからもさらにさまざまな想定の訓練を重ねて、対応能力のさらなる向上を図っていきたいと考えています」

この他にも、けが人の発生を想定した訓練なども実施。中国電力は今回の課題を、来年度以降の訓練などに生かしていきたいとしています。