高齢者だけでなく30代や40代にも被害が… 総被害額が億をこえる特殊詐欺 商業施設でチラシを配り被害防止を呼びかけ 鳥取県鳥取市
相次ぐ特殊詐欺被害を防止するため11月26日、鳥取市の商業施設で生命保険協会などが注意を呼びかけました。
26日は、鳥取市の商業施設で生命保険協会鳥取県協会や警察など36人が買い物客にチラシを配り特殊詐欺被害の防止を呼びかけました。
警察官
「今、県内で非常に被害がでております。携帯電話に+が電話が付いた番号で着信があったことはありませんか?そういう詐欺の国際電話がたくさんかかってきていますので、見たことのない番号から着信があったら絶対に出ないように気を付けてください」
鳥取県警によりますと、生命保険の解約金などを狙うなど「特殊詐欺」の今年の被害件数は72件、被害額は約1億65万円。「SNS型投資・ロマンス詐欺」は34件、被害額約4億9481万円にのぼります。11月だけでも10件の被害報告があるといい、去年1年間と比べると被害が増加しています。
鳥取県警生活安全企画課 波田貴幸 警部補
「これまで高齢者だったものが30代、40代と低年齢化が進んでいます。特に若い方はSNSを通じて被害に遭う確率が高まっているので、広報をさせていただいています。1人1人が十分注意をしていただきたいと思います」
万が一、詐欺の電話に出てしまった場合でも個人情報や資産状況は伝えず、すぐに電話を切り警察に相談してほしいということです。