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新しいタイプのフレンチトーストが誕生 廃棄されるはずのパンのみみを使って食品ロス削減に 島根県松江市

2024年10月29日 18:04
新しいタイプのフレンチトーストが誕生 廃棄されるはずのパンのみみを使って食品ロス削減に 島根県松江市

環境省によりますと、10月30日は「食品ロス削減の日」と定められています。そんな中、廃棄されるはずの食材を使ったアイデア商品が島根県松江市で誕生しました。

表面は少しゴツゴツとしていて、中にはあんこやクリームが。実は廃棄されるはずだったパンのみみを使ったフレンチトーストなんです。

松江駅からほど近いフレンチトースト専門店が、食品ロス削減について考えるきっかけになればと3か月かけて開発しました。

フレンチトースト専門店 せるくる 尾添哲也 オーナー
「ほかのパン屋さんでも廃棄になるものを、なんとかフレンチトーストにしてお客さまに届けることができないかという思いで開発しました。やっぱりパンのみみなので、どうしても卵液がしみにくかったりっていうのがあるんですけど、小さく刻むことで中までしっとりなるように工夫しました」

みみを細かくちぎって、たまご液に一晩漬け込むことでしっとり、もっちりとした生地に。味は2種類あり、その中のひとつ、「抹茶&あんこ」には出雲市の抹茶を使用しています。生地と一緒に練り込むことで、普通の食パンで作るよりも味がしみこみ、色鮮やかに。新しいタイプのフレンチトーストが誕生しました。

発送販売を中心にしているこちらのお店。自宅に届いた後は電子レンジで温めるだけで、手軽に食べることができます。

フレンチトースト専門店せるくる 尾添哲也 オーナー
「お忙しい朝でも、お客さんが来られた時でも、おもてなしの一品に使っていただけるんじゃないかなと思います」

食品ロス削減にもつながるこのフレンチトースト。10月30日から公式オンラインストアで予約開始となります。

最終更新日:2024年10月29日 18:37