「日本一甘い柿」 柔らかくまろやかな食感で果汁が多い「こおげ花御所柿」が初出荷 今年のできは? 鳥取県八頭町
鳥取県八頭町特産のこおげ花御所柿。11月21日、初出荷を迎えました。今年の出来はー。
鳥取県八頭町特産で柔らかくまろやかな食感、果汁が多いことも特徴の「こおげ花御所柿」。初出荷を迎え、JA関係者などが集まり初選果式が行われました。鳥取県東部で生産される柿シーズンの中で最後を飾るこおげ花御所柿。担当者が、1個ずつ丁寧に形や色を確認し、選果作業を行っていました。今年の平均糖度は18度と平年並みですが、玉太りは平年よりも良いということです。
JA鳥取いなば郡家支店 岡本達眞 柿生産部長
「日本一甘い柿ということで、少し柔らかくなってから食べていただくと最高の柿ですので、みなさんにご賞味いただけたらと思います」
花御所柿を育てる会 細田日出男 会長
「この花御所柿は”霜柿”といって霜が降りる頃にならないと熟れない」
こおげ花御所柿の生産者・細田日出男さん(79)は定年退職するまでは会社員の傍ら生産を続け、柿を作り始めてから約35年。現在は、3000平方メートルの畑でこおげ花御所柿を作っています。11月20日は初出荷に向けて同じ柿農家の平木正紀さんとともに収穫を行っていました。
細田日出男 会長
「今年は去年より大きいみたい。干ばつがあったけど」
平木正紀さん
「雨の時期が良かったんかな」
花御所柿を育てる会 細田日出男 会長
「この日が来るのをみんな待ってね、1年間。1月の雪の中でせん定作業、夏の暑い時期にかん水であるとか摘果作業とか。そういうのをしながらこの日を迎えますので、1番楽しみ」
JA鳥取いなばによりますと、今年は猛暑やカメムシの影響を受け去年より7000ケース少ない1万3000ケース、約4000万円の売り上げを見込んでいます。こおげ花御所柿は、12月中旬ごろまで鳥取県内の販売店や全国に出荷されるということです。