「確認すべきだった」青森県が指摘 女児虐待死事件受けた児童相談所の対応検証報告書 青森県八戸市
去年八戸市で母親と交際相手の男が娘に冷水を浴びせ死亡させた事件で、県は第三者の部会が検証した報告書を公表し「女児と会わずに安全と判断せず確認すべきだった」などと指摘しました。
この事件は去年1月八戸市で当時5歳の女の子が22歳の母親と交際相手の無職の男から冷水を浴びせられ死亡しました。
県は第三者の「児童処遇部会」が児童相談所や八戸市の対応を検証した報告書を公表しました。
★県こども未来課 和田哲也課長
「2回目の虐待通告の際は警察が傷、あざが無いことを確認しているという理由で女児・弟の目視確認をしていませんでした」
報告書では「警察の情報のみで安全と判断せず速やかに確認すべきだった」と指摘しました。
一方で、児童相談所への相談件数は増えており負担が増えていることから、県に対し児童福祉司など必要な職員を確保し適切に相談所に配置するなど体制の強化を求めました。
最終更新日:2025年3月17日 7:28