津軽の寒風で仕上げる“干し餅のカーテン” 大雪が積もった小屋の中でサクサクに 青森県五所川原市
津軽の厳しい寒風で仕上げる干し餅作りが五所川原市で盛んに行われています。
去年11月下旬から干し餅作りを行っているのは五所川原市俵元地区の農家・兼成健逸さんです。
粘りの強い品種「あかりもち」で作った餅を厚さ1センチに切りそろえ、手伝いの人たちがひもで結わえていきました。
結わえた餅はいったん水に浸けて干し場の小屋に2週間吊るします。
色とりどりの餅が風に揺られる姿は鮮やかなカーテンのようです。
ことしは小屋の周りに雪が降り積もり風通しが悪い日も多かったということですが、乾燥機をつけた部屋で仕上げの乾燥をしてサクサクした歯触りの干し餅が出来上がり。
県内のスーパーなどで販売されています。
★兼成健逸さん
「乾いたものをそのまま食べてもらえれば素朴な味がして1番うれしいんですけども、油で揚げてみたりしてもおいしいです」
干し餅作りは3月上旬ごろまで続きます。