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りんご高密植栽培がさらに進化! 海外最先端の栽培方法を学ぶ 青森県平川市

2024年10月16日 19:34
りんご高密植栽培がさらに進化! 海外最先端の栽培方法を学ぶ 青森県平川市

平川市の農業高校の生徒たちが、りんごの高密植栽培をさらに進化させた最先端の栽培技術を学びました。

平川市の柏木農業高校の生徒41人が訪れたのは、農業ベンチャー「日本農業」と弘前市の農業法人「レッドアップル」が共同で栽培技術を研究している園地です。生徒たちは日本農業の野澤さんから、ニュージーランドなど海外で導入されている2種類の新しい栽培方法について説明を受けました。

こちらは高密植栽培を進化させた木をV字型に植える「Vトレリス」という栽培方法です。木を傾けてV字型に交互に植えることで、通路の上の空間を有効に使うことができます。木と木の間隔は40センチと、通常の高密植栽培よりもさらに狭くすることが可能です。10アールあたりの収量は、高密植栽培よりも2トン以上多い、8トンから10トンとなっています。

一方、「FOPS」という栽培方法は「フューチャーオーチャードプロダクションシステム」の略で、直訳すると「将来の果樹園生産システム」です。

これは枝を等間隔に上に伸ばすもので、苗木を大幅に減らすことができるのが特徴です。平面で作業しやすく、機械化もしやすいというメリットがあります。

収量も通常の高密植栽培よりも多い10アールあたり8トンから10トンと言われています。

生徒たちは収量や作業効率を高めるために開発された、新しい栽培方法に驚いていました。

★柏木農業高校の生徒
「高密植栽培が最先端だと思っていたので、自分にとっても良い経験になりました」

★日本農業 国内農業部 野澤俊介さん
「自分たちでやって満足ではなく、多くの農家に(最新の)技術があるということを紹介していきたいし、開園から栽培までしっかりとフォローできる体制を作っていきたい」

柏木農業高校では、木をV字型に植える「Vトレリス」を再来年に導入する予定です。

最終更新日:2024年10月16日 19:34

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