小学校で保護者からの徴収金を不正引き出し計154万円 担当の事務職員は既に死亡 青森県弘前市
5月に弘前市の小学校で発覚した徴収金の不正な引き出しは、およそ154万円と判明しました。
事務職員が引き出した可能性が高いということです。
★弘前市教育委員会 成田正彦 教育部長
「今回事案については、学校徴収金の会計を担当していた学校の事務職員が、不正引き出しに関与した可能性が高いことが判明いたしました」
弘前市教育委員会は市内の小学校で徴収金が不正に引き出された事案について、調査結果を報告し謝罪しました。
教育委員会によりますと、事務職員は去年11月学校が管理する保護者から、徴収金のうち給食費が入った銀行口座から139万円を引き出し、残額を別の銀行口座に振り替えました。
さらに、教職員などから集めたおよそ15万円を事務職員が入金するはずでしたが、入金されていなかったいうことです。
その後、残高不足で市に給食費が払えなかったことで、あわせておよそ154万円が不明になっていることが判明しました。
職員はすでに亡くなっていて、本人への事実確認ができないとして市は氏名などを公表せず、相続人に対し不明金を請求するとしています。
教育委員会は、通帳や出入金の確認が不足していたとして、各学校で点検などを行い再発防止に努めるとしています。