春分の日のきょうは彼岸の中日、青森市の霊園では多いところで1.5メートルの雪が残っています。
墓を探すのも大変でなかには掘り起こす雪かきに3時間半をかけた人もいて苦労しながら墓参りをしていました。

青森市の月見野霊園です。
春分の日のきょうは彼岸の中日ですが墓は雪に埋もれています。
いつもの年の同じ時期は積雪が80センチほどですがことしは多いところで1.5メートルの雪が残っています。

★青森放送　成田栞寿 記者
「雪山にお花と飲み物が供えられています」

あまりの雪の深さに墓まで行くこともできなかった人が供えたのでしょうか。
墓の前まで行けたとしても…。

★墓参りの人
「（雪は）多いですめちゃめちゃ多いです　腰の上までもあるので（いつもの年の）2倍以上はあると思います」

雪の下にある墓をスコップで掘り起こさなければ墓参りが出来ない人もいました。
先週3時間半かけて雪かきをした家族も。
積もっている雪は雪かきをする人の身長よりも高くなっていました。
きょうも墓の周りの雪かきを終えると線香と花を供えて先祖に近況を報告しました。
墓の目印となっている緑のポールが見えず先週雪かきをあきらめたという男性。
20分以上の雪かきに疲れを見せながら1メートルほど掘り起こします。
やっと墓を掘り起こすと花や線香を手向けて静かに手を合わせ先祖の霊を慰めていました。

★墓参りの人
「今年に入ってからやっと会えましたねという気持ちでみんな元気で頑張っていますことしは雪が多いから大変だと（伝えました）」
「1年1年みんな元気で過ごすのが1番だな」

春彼岸は23日まで続きます。