全国で相次ぐ短大撤退 青森明の星短大も26年度以降“募集停止”「短期大学の保持がひじょうに難しい状態」
全国にある私立の短期大学で学生の募集停止が相次いでいて、青森市の青森明の星短期大学も26年度以降停止すると発表しました。
少子化による定員割れが深刻化しています。
学生の募集停止は青森明の星短期大学が会見を開いて発表しました。
★明の星学園 島村新理事長
「2026年度以降、令和8年度以降学生募集を停止するというものでございます」
1963年創立の青森明の星短期大学は現在、こども福祉未来学科の単科大学です。
保育や介護福祉など専門分野に特化した教育を60年にわたって進め、これまでに7803人の卒業生を送り出してきました。
卒業生にはカーリング元日本代表の本橋麻里さんもいます。
島村理事長は募集停止の理由について…。
★明の星学園 島村新理事長
「短期大学の保持というものがひじょうに難しい状態になってきたということがあげられると思います。突き詰めて申し上げれば学ぶ人たちの募集が難しくなった」
入学者の減少や4年制大学を志望する人が多くなっていることなどを挙げています。
同じ法人の弘前明の星幼稚園も来年3月で廃止します。
文部科学省によりますと、学生の募集を停止する私立の短期大学は全国で来年度が23校、26年度が19校のあわせて42校。
全体の15%に上り少子化に伴う定員割れが深刻化し撤退が加速しています。
募集停止を決めた青森明の星短期大学はこの春入学する学生が卒業する2027年3月に廃止する予定です。