「今年は本当に助かりました」IT技術で広がる灯油の“配送改革”!高齢者世帯の見守りにも機体
生活に欠かせない灯油の配送で注目されているIT技術があります。
この冬の大雪でも効果があったというシステムがどういったものなのか、導入している企業を取材しました。
★ミライフ東日本 青森店 山田浩之さん
「今年みたいに雪が多くて寒い日が続いたときは多ければ一日40件前後になりますね」
宮城県に本社を置き、東北で灯油の配送を行うミライフ東日本の山田さんです。
青森店で灯油の配送を効率よく行うため去年秋に導入したのが、IoTデバイス「スマートオイルセンサー」です。
★ミライフ東日本 青森店 山田浩之さん
「オイルセンサーはこちらになります」
センサーが組み込まれているのはホームタンクのふた。
タンク内の液面との距離から残りの量を計測します。
★ミライフ東日本 青森店 山田浩之さん
「この中から電波を出していて、このホームタンクにある灯油の在庫を計算してその数字を私たちの事務所のパソコンの方に数字を飛ばして、我々はモニターを見て今このタンクにはどれくらい入っているよ 何リットル入っているよっていうのを目で見える」
センサーによりこれまでは直接タンクまで行かないと確認できなかった灯油の量を、遠隔で管理できるようになりました。
残りの量が少なくなると、注文がなくても灯油を配送します。
★利用者
「いつもだったら寒いとき雪が積もっているので、雪を片づけながらメーターを見て業者に注文するんだけど、そういう心配も一切無いし本当にこれは良いもんです」
「窓開けて(灯油の残りを)見れるうちはよかったけど(雪で)窓からも見えなくなっていたので、今年はだから本当に助かりました」
「灯油が切れる心配が絶対ありませんのでおまかせしています」
スマートセンサーは全国で導入が進み、県内にも浸透してきているといいます。
★ミライフ東日本 青森店 川嶋幸博店長
「灯油のタンクの残量っていうのが可視化されているそれで管理できる」
「2日以内で設定値に届くよというお客さんですとか3日以内」
「今まで頭で考えて長年の経験とかそういうものが無いと出来ない仕事が誰でも配達できる」
特に効果的だったのは今シーズンの大雪。
タンクが雪に埋まるなど残量の確認や配送車両の移動にも影響するほどでしたが、センサーのおかげで計画的な配送が出来たといいます。
そしてセンサーによる一括管理は、高齢者世帯の見守りにも活用が期待されます。
★ミライフ東日本 青森店 川嶋幸博店長
「ずっと(灯油が)減っていないお客さんですとかそういったところでも見守り効果っていうのもこのシステムで発揮できるんじゃないかと考えています」
「お家の中で倒れていたりですとか」
「冬場で全く減っていないっていうのは異常とらえて、声かけなどでそういうところはフォローしていかなきゃいけないなと思います」
利用者の安心にもつながる新しい技術。
ミライフでは今後も希望する契約者にセンサーの取り付けを呼びかけていくということです。