運送会社は“悲鳴” ガソリン値上げで年間1500万円の負担増も…「ひじょうにきつい重要な問題」 政府の補助金縮小
政府の補助金縮小でガソリンの値上げが続き、レギュラーは183円まで上昇しました。
多くの車両で物流を支えている運送会社には大きな打撃となっています。
石油情報センターによりますと、県内のレギュラーガソリンの平均小売り価格は20日現在、182.8円。
補助金縮小前の14日に比べて5.6円上がりしました。
灯油は店頭価格で18リットル2241円と先週より89円値上がりしました。
度重なる値上げに運送業界は…
★トワダ運送 葛西正之社長
「前年度の1月に比べてほぼ10円値上がりしてる状況です」
「会社では年間150万リットルの燃料を消費しています。10円の改定になれば年間1500万円の負担増となります」
青森市のトワダ運送です。
トラック36台は会社の給油所で給油。
10円の値上げは会社の経営を直撃しています。
★トワダ運送 葛西正之社長
「このままの状況が続くと収益に影響が出て最終的には赤字に転落するとか、赤字額が大幅に増える状況につながっていくと思われます」
この会社では燃料費の上昇分を運賃に上乗せする契約もあります。
ただその契約を結んでいる顧客は一部にとどまっていて、転嫁が難しいといいます。
★トワダ運送 葛西正之社長
「補助金の減額は私たち企業にとってひじょうにきつい重要な問題 補助金はやはり従来通り復活していただきたい」
止まらない値上げの波。
厳しい冬が続きます。