パリオリンピックのレスリング女子57キロ級日本代表で高知県香南市出身の櫻井つぐみ選手（22・育英大助手）が決勝で勝利し優勝、金メダルを獲得しました。高知県勢の金メダルは92年ぶりで、女子選手としては初めての快挙です。

世界ランク1位の櫻井つぐみ選手（22）。ここまで3試合を難なく勝ち上がり迎えた決勝の相手はモルドバのアナスタシア・ニキータ選手。去年の世界選手権の決勝で櫻井選手が勝利した相手です。

第1ピリオド、櫻井選手は片足タックルから2ポイントを先制。さらにバックを取り2ポイントを追加し4対0とします。第2ピリオドも櫻井選手は攻め続け2ポイントをとり、6対0で勝利し優勝。金メダルを獲得しました。
試合後のインタビューで櫻井選手は「ここで優勝するために練習してきた。いろんな人に支えてもらってここまで来ることが出来たので、優勝できて本当に良かった。本当に最高です。」と晴れやかな笑顔で金メダルをとった喜びを語りました。
高知県勢のオリンピック金メダルは個人種目としては1932年のロサンゼルス大会で競泳1500メートル自由形の北村久寿雄さん以来92年ぶりで、女子選手としては初めての快挙です。