サッカーJ3の高知ユナイテッドSCが、いよいよ2月23日にホーム開幕戦を迎えます。高知放送では20日と21日の2日間、連続で高知ユナイテッドに注目します。
今回は3人の選手にクローズアップし、チームと高知への思いを聞きました。

初のJ3に挑む高知ユナイテッドSC。昨シーズンの主力がほとんど残留するも、新たに17人が加入しました。

Jクラブとして初めてのユニホームは、昨シーズンに続いてよさこいの鳴子をモチーフとした3本の縦ストライプに、背中側には坂本龍馬と「坂本家の家紋」がデザインされ、クラブとして「新しい時代」を切り拓いていこうという想いが込められています。

今回は、3人の選手にチームと高知への思いを聞きました。

まずは、去年に引き続きキャプテンを務める小林大智選手。

■小林大智 主将
「去年とそこまで大きく変わることはないですけど、去年以上に高知県民の皆さんも期待してくださっているので、より一層チームを1つにさせることと、先頭を走って最後まで引っ張っていきたい」

続いて、高知市出身の佐々木敦河選手。
明徳義塾高校時代には全国高校サッカー選手権でベスト8に輝き、ふるさと・高知でJリーガーの夢を叶えました。

■佐々木敦河 選手
「地元・高知で(Jリーガーの)夢を叶えられたのは大きい」
「高知県出身やき、応援してや～」

最後は、35歳でJリーグに初挑戦する松本光平選手。
オセアニアにあるソロモン諸島のソロモン・ウォーリアーズから移籍した異色のJリーガーですが、高知は「祖父のふるさと」という縁がありました。
高知でJリーガとして歩みだした松本選手ですが、5年前に悲劇が襲います。右目の視力を失い左目も0.01ほどになりました。

■松本光平 選手
「自分がJリーグの世界、プロの世界で活躍することで、目に障がいがあってもこんな大きな舞台に立てるんだよという姿を見せていきたい」

高知ユナイテッドのホームスタジアム「春野陸上競技場」。J3では、JFLよりホーム戦が4試合多くおこなわれます。香川の「カマタマーレ讃岐」との「四国ダービー」や、「ユナイテッドダービー」と呼ばれる対戦カードもあります。

ホーム戦のチケット料金も変わります。JFLでは、どこで観戦しても一律1000円でしたが、メインスタンドは「S指定席」と「A自由席」に分かれそれぞれ料金が異なります。

また、応援団が声を枯らして応援するゴール裏からバックスタンドは「ホーム自由席」となっています。

■小林大智 主将
「好きな席で自由に楽しんで」

初戦は惜しくも敗れましたが、いよいよ23日にホーム開幕戦です。