衆議院選挙が10月15日に公示され、12日間の選挙戦がスタートしました。高知県内の2つの選挙区にはこれまでに、合わせて4人が立候補の届け出を済ませています。

高知1区に立候補したのは、これまでのところ、届け出順に自民党の前議員・中谷元氏（67歳）、立憲民主党の元議員・武内則男氏（66歳）の2人です。

自民党・中谷氏の出陣式では、公務で出ることができない中谷氏にかわって美弥子夫人がマイクを握りました。

■中谷美弥子氏
「選挙カーには候補者も私も乗っていませんが、首長さんの皆様、力強い支援団体の皆様、人情溢れる支援者の方々が各地で待ち構えてくださる様子が私には目に浮かびます」

立憲民主党の武内氏は、持続可能な地域経済をこの戦いで高知から作り上げていくと訴えました。

■武内則男氏
「自民党による自民党のための金権腐敗政治、そのことから国民の暮らしに寄り添い、真に必要な政策とこの国づくりをしていく、そんな政権にしていくのかが、問われる戦いだと思う」

高知2区に立候補したのはこれまでのところ、届け出順に共産党の新人・浜川百合子氏（44歳）、自民党の前議員・尾﨑正直氏（57歳）の2人です。

共産党の浜川氏は「私たちの手で古い政治を変えるために一緒に声をあげよう」と訴えました。

■浜川百合子氏
「政治によって暮らしが、地方が壊される中で、ここで生きる皆さんがこの町を守り支えています。ミサイルではなく教育に予算を。子どもに最もよい事を選び取る政治が必要です」

自民党の尾﨑氏は政治改革と山積する課題への対応を訴え、地方の活性化で日本を再生させると強く呼びかけました。

■尾﨑正直氏
「自公政権、今大変な岐路に立っております。私は今回の衆議院選挙、大変危機感を持って臨んでいる。経済の再生、地方の再生、防災対策の強化、安全保障環境の改善、そのためにもどうか皆さん自公政権を継続させてやってください」

第50回衆議院選挙は10月27日が投開票日です。