新居浜市出身の漆作家・永井康夫さん “乾漆”技法使った温もりある作品を展示【愛媛】
新居浜市出身の漆作家、永井康夫さんの個展が松山市のデパートで行われています。
いよてつ高島屋で開催されている、「乾漆 永井康夫 漆展」。
新居浜市出身の漆作家、永井康夫さんが手がけた作品、およそ100点が展示されています。
永井さんの作品は、麻の布を何重にも張り合わせ、その上に漆を塗る乾漆(かんしつ)と呼ばれる技法を用いているのが特徴です。
木材を使った漆器に比べ、長い間使っていても乾燥による収縮や変形がない上、軽くて丈夫だといいます。
会場にはハンドバッグやアクセサリーといった作品も展示され、販売も行われています。
永井さんは「僕にとっては集大成みたいなもの。最終的にいろんな人に見てもらって楽しんでもらいたい」と話していました。
永井康夫さんの漆展は、10月31日までいよてつ高島屋6階の美術画廊で開かれています。