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全国「かまぼこ板の絵」展覧会 144点が入賞 石川県の輪島塗職人の作品が大賞に

2024年6月12日 12:07
全国「かまぼこ板の絵」展覧会 144点が入賞 石川県の輪島塗職人の作品が大賞に

愛媛県西予市の美術館ギャラリーしろかわで全国「かまぼこ板の絵」展覧会の入賞作品が発表されました。

第29回全国「かまぼこ板の絵」展覧会には、国内外から6157点の作品が寄せられ、144点が入賞しました。

大賞に輝いたのは石川県の輪島塗職人中村るつさんの作品「よあけに」。漆塗りの上から細かい線で絵を彫り金粉などを埋め込んで装飾する沈金という輪島塗の技法で聖母マリアを描いています。

審査員長で日本画家の伊藤正次さんは、「元日の能登半島地震に被災した人々の祈りや誓いが込められていて、かまぼこ板が素敵な漆器に大変身している」と評価しました。

ギャラリーしろかわ 森岡光雄館長:
「ひと作ひと作の思いをぜひご来館いただきその感動やその思いを持ち帰っていただきたいと思います」

展覧会はギャラリーしろかわで来月22日に始まり、応募作品全てが展示されます。