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「砥部分校」で伝統ファッションショーが完全復活!「小田分校」は地域のまつりと合同で!?イマドキの高校文化祭

2023年12月1日 18:09
「砥部分校」で伝統ファッションショーが完全復活!「小田分校」は地域のまつりと合同で!?イマドキの高校文化祭

愛媛の県立高校のうち、存続に向けさらなる魅力化を進める2つの分校に注目!

「砥部分校」は、生徒の確保に向けて新コースの設置が決まり、来年度から全国募集を開始。

「小田分校」は町のサポートを受け、今年春から新たな寮の運用が始まっています。

学校の存続に向け、さらなる魅力化を進める2つの分校。

今回、チャンネル4取材班が潜入したのは“文化祭”。

キーワードは、“伝統行事完全復活”そして“新スタイル”です。

文化祭目前!憧れのファッションショーに臨む「砥部分校」の生徒たち

10月25日。文化祭までおよそ2週間となった松山南高校砥部分校では、3年生が急ピッチで準備を進めていました。

ある人は採寸をしたり…ある人は型紙に合わせて、布を裁断したり…その目的は、文化祭で行われる伝統のファッションショーです。

3年生の課題研究の成果発表として行われていて、このファッションショーに憧れ、入学を決めた生徒も少なくありません。

衣装を制作する菅野こころさん。ファッションショーに憧れて入学した生徒の一人です。

菅野さん:
「私全部の作品にピンクを使っているんですよ。冬なのでピンクのコートを作ろうかなって」

大好きなピンク色で、3年間の集大成を。

しかし、やる気満々の菅野さんにはある気になる問題が…

先生:
「特待生制度の面接試験が文化祭とかぶって」
Q.たまたまかぶってしまった?
菅野さん:
「そうですね。この前気づきました」
Q.間に合わなかったら?
菅野さん:
「友達に一人で出てもらいます。間に合ったら二人で」

文化祭当日、無事にランウェイを歩くことができるのか…。

一方、こちらは、飼っているインコをモチーフに、衣装を制作するという赤松樹菜さんです。

赤松さんが制作する衣装の中には。

赤松さん:
「1個は先生に着てもらう用で、メインがこの柄なので、結構いつもと違う先生になれるかなと思う」

赤松さんの衣装を着るその先生というのが…去年のファッションショーで、華麗な軍服姿を披露した、砥部分校の二宮瑛委子先生です。その着こなしに、悲鳴のような歓声を響かせ、会場を盛り上げたステージから一転。

赤松さん:
「二宮先生は結構いつもかっこいいイメージが多くて、可愛らしいってほどではないけど、女性らしさのある服を着てみてほしくて」

果たして、二宮先生はどんな姿で登場するのでしょうか!?

小規模校の「小田分校」で地域一丸となって盛り上げる文化祭

Q.今日は何食分作る?
女性陣:
「400食ぐらい」

早朝から大量の栗おこわを仕込む女性陣。今月5日に行われた内子町小田地区のおまつりでの一コマです。4年ぶりの開催となった地域の一大イベントに、今回大きな変化が…

フルーツ飴の販売に…獅子舞を披露。実は全て、地元・内子高校小田分校の生徒によるものです。

小田分校ではこれまで校内で開催していた文化祭を、今年初めて地域のまつりと合同で開催。地域との繋がりをより深める形に変化させたのです。

獅子舞の高校生:
「楽しかったです。(普段とは)規模もだいぶ違うのでやりがいはいっぱいあります」

早朝から栗おこわを仕込んでいた、内子町商工会女性部の西岡千代子さん。

実は、普段から小田分校の寮生に食事を提供していて、今回の合同文化祭の開催を楽しみにしていました。

西岡さん:
「これまで学校で文化祭をやっていたんですけど、割と地域の行事と重なったりしてみんなが見に行きにくかったりしたから、今日は多分高校生も張り切ってやってくれるんじゃないかなと」

遠方の生徒のために寮を完備!県外生向け「学校見学バスツアー」で魅力アピール

さらに、ここぞとばかりに高校の魅力アピールのため、小田分校が行ったのが…県外の中学生を対象とした学校見学バスツアーです。

地域の高校存続を目指して、小田分校が取り組むのは、生徒の全国募集。今回、山梨、大阪、広島から3組の中学生が参加しました。

山梨から来た中学生:
「(生徒が)少ないからこそ先生が生徒一人一人と向き合ってくれるし、学校も町も魅力的だから良い」
保護者:
「地域が学校を支えていたり、学校も一生懸命地域を支えようとしているところが見られてすごいなと思った」

小田分校 中島先生:
「(高校の)日常的な様子も見ていただきながら、こういった非日常的な活動もやってるところも見てもらえてすごく良いなと思ってる。(高校と地域)どちらにとっても集客という意味では間違いなくメリットはある」

いよいよ伝統のファッションショーが開幕!高校3年間の集大成へ

文化祭当日を迎えた、砥部分校。ショーの準備が順調に行われる中、ピンク色の衣装を制作していた菅野さんの姿は、見当たりません。

Q.今日菅野さんは来れない?
菅野さんの友人:
「入試で…一年生の頃から一緒に出たいねって話してたんですよ。なので昨日も予行練習中に泣きそうになりました二人で。頑張ります」

菅野さんの気持ちを胸に、思いを共にした友達がランウェイに臨みます。

少し落ち着かない様子で準備を見守るのは、あの二宮先生です。

二宮先生:
「(去年と)全然違うんですよ。戸惑っております。作品に応じて髪も若干降ろした。生徒が長期間にわたって作ったデザインなので、教員として真剣に協力したい」

今年は4年ぶりに、観客制限なしのファッションショー。会場はほぼ満席状態で、いよいよ開幕です。

様々なテーマの衣装が披露される中、登場したのは赤松さん制作のインコをモチーフにした衣装。

赤松さんの衣装を着たモデル:
「超かっこいいです。すごいテンション上がってます、こんな可愛い服を作ってくれて」

そして、こちらは…ピンク色が大好きな菅野さんが制作した衣装です。ファーのようなアイテムを上手に組み合わせて、冬にも温かくなるような、素敵な衣装が完成していました。

アナウンス:
「制作、赤松樹菜。モデル、二宮瑛委子」

去年の軍服とは打って変わって、大正ロマン漂う、和装に身を包んで登場した、二宮先生。衣装は違えど、その人気ぶりは今年も健在でした。

卒業生:
「毎年レベルが高いので今回もすごく高くて良かった」

中学生:
「砥部分校第一志望です。服に興味があるので、ファッションショーも出てみたり、そういうのに挑戦していきたい」

さらなる魅力発信へ。先生や生徒、地域が一丸となって、新たな形を模索していきます。