近年まれにみる、上々の出来です。県内一の生産量を誇るJA愛媛たいきの管内で、富有柿の収穫が始まりました。

このうち、内子町五百木の若宮清志さんの園地では、若宮さんがひとつひとつ熟れ具合を確かめながら、手作業で富有柿を摘み取っていました。

若宮さんによりますと、今年は厳しい残暑や少雨の影響でやや小ぶりなものが多いものの、これまででも指折りの甘さに仕上がったということです。

若宮さんは「作り始めてから一番じゃないかなと思うくらい甘い柿にできあがっていると思います。インフルエンザも流行っていますが、そういうものの予防になると言われているので、たくさん食べてほしいです」と話していました。

JA愛媛たいきでは、高齢化による生産者の減少などから、今年の収穫量を去年より100トン少ない900トンと見込んでいて、今後年末にかけて松山や東京などへ出荷するということです。