宮崎空港での不発弾爆発受け 「松山空港」も点検検討の対象に 国交省
先週、宮崎空港で起きた不発弾の爆発。斎藤国土交通大臣は、不発弾が埋まっていないか点検を検討する対象として、新たに松山空港を加える方針を示しました。
斉藤鉄夫国交相:
「旧軍の飛行場であり、これまでに不発弾が発見されている福岡空港、那覇空港、仙台空港、松山空港を、現時点で調査の対象とすることを検討しておりますが」
今月2日、宮崎空港の滑走路につながる誘導路で、太平洋戦争中のアメリカ製爆弾が爆発。
これを受け斉藤大臣は、過去に不発弾が見つかっている仙台空港や那覇空港などでも点検を検討するよう指示を出していましたが、きょう新たに松山空港を対象に加える方針を示しました。
松山空港の前身は旧日本軍の松山海軍航空基地で、戦時中、複数回にわたってアメリカ軍による爆撃を受けました。
松山空港では1971年に行った、滑走路の拡張工事中に不発弾が発見されたほか…
(2010年 松山空港近く)
アナウンサー:
「たった今爆破処理が行われました。大きな大きな水柱が2か所立ち上りました」
空港の周辺でも旧日本軍の爆弾などの爆発物がこれまでに複数見つかっています。
松山空港事務所は、国からの具体的な点検方法の指示などはまだないとした上で、「指示が出れば空港利用者の安全を第一に取り組みたい」としています。