八幡浜市の魚市場で「十日えびす」 1年の航海の安全や豊漁願う【愛媛】
四国有数の水揚げを誇る八幡浜市の魚市場で、今年1年の航海の安全や豊漁を願う「十日えびす」が行われました。
けさ八幡浜市の魚市場では、祭壇にえびす像がまつられ、漁業関係者らが今年1年の航海の安全と豊漁を祈願しました。
この十日えびすは、江戸時代に八幡浜沖の佐島に「えびす像」が流れ着いたのを山伏が拾って奉納したのが始まりとされていて、毎年旧暦の1月10日に行われています。
神事のあと、えびす像がトロール船に移され海に投げ込まれると…トロール船の乗組員、伊藤祐也さんがふんどし姿で水温15.1℃の海に飛び込み、えびす像を拾い上げました。
昭和水産 伊藤祐也さん
「(海の中は)体感したことないような寒さでしたね」
「海の幸を拾い上げる」との願いが込められたこの行事。
魚市場にはさっそく、威勢の良いセリ人の声が響いていました。