“オス”として円山動物園に引っ越したライオン「クレイ」実はメスだったと判明…とべ動物園へ戻ることに
2022年5月にとべ動物園で生まれ、去年10月に札幌市円山動物園に引っ越したライオンのクレイが、オスではなくメスだったととべ動物園が発表しました。
クレイは、円山動物園が取り組む、容姿が大きく異なるライオンのオスとメスの生態展示のため、去年10月にオスライオンとして円山動物園に引っ越していました。
通常、オスのライオンは、生まれて1年位するとたてがみが生えてくるということですが、引っ越し後、クレイにオス特有のたてがみの成長が見られないことや排尿の様子などから、北海道大学獣医学部で遺伝子分析の検査を行ったところ、メスだったと判明したということです。
協議の結果、クレイの今後の飼育環境を考え、夏に入る前の暖かい時期にクレイをとべ動物園に返還することが決まったということです。
とべ動物園では、クレイの性別について、生後20日の時にとべ動物園の獣医師や職員が、個体の特徴などからオスと判断していたということですが、今後は、性別確認する際、職員の数をこれまでより増やすことや他の園への搬出が決まった際には再度、性別確認をするなど再発防止に取り組むとしています。
とべ動物園には現在、クレイの母「さくら」などもいて、クレイが帰ってくることで、オス3頭、メス4頭のライオンを飼育することになります。