週末にかけて冷え込み強まる見込み…農作物への影響は?寒暖差激しく体調管理に注意【愛媛】
寒気が南下する影響で、きのうとは打って変わって寒い1日となった、きょうの愛媛県内。体調管理や服装選びに苦労する一方、この寒さを待ち望んでいた人たちも。
和氣アナ:
「午後1時の松山市内です。日差しがある所ではそうでもないんですが、日影に入ると途端に寒さを感じるようになりました。時おり吹きつける風もどんどんと冷たくなっています」
深夜1時に19.3℃を観測した、きょうの松山。寒気の南下に伴い、週末にかけて冷え込みが強まる予想の県内。
この寒さを待ちわびていたのが、収穫がピークを迎えている、かんきつ農家の人たちです。
JAえひめ中央 太陽市 平岡達也店長:
「糖度が高いということはいいことではあるが、どうしても痛みは早い傾向にある。幾分ちょっと、暖冬は心配」
猛暑と少雨の影響で、全体的に甘みが強い傾向にあるという今年のかんきつ。その分痛みが早くなるため、気温が高い状態だと良好な状態を保つことが難しくなるというのです。
冷え込むことで色づきもよくなるという、温州ミカンや紅まどんなといったかんきつ類。
一方で、こんな異変も。
JAえひめ中央 太陽市 平岡達也店長:
「今年のこのピーマンの、11月下旬のこの時期の量はちょっと異常」
夏野菜「ピーマン」の生育が止まらず、太陽市の売り場にも数多く並べられていました。
県内に少しづつ近づく冬。
この先は度々寒気が流れ込み、冬らしい寒さの日が多くなりそうです。
来週月曜から火曜にかけては一時的に寒気が抜けて気温が上がりますが、その後、平年を下回る日が続きます。
12月になると、また強い寒気が流れ込んで年末並みの寒さが予想されていますが…その後は寒気が流れ込みにくく、季節は足踏み状態。
今年は気温のアップダウンが大きくなるので、体調管理にも注意が必要です。