高校生が耕作放棄地を活用し「青パパイヤ」を栽培 収穫最盛期むかえ商品開発【愛媛】
耕作放棄地を活用した園地で「青パパイヤ」を収穫する西条農業高生
愛媛県西条市の高校生が、耕作放棄地を活用して青パパイヤを栽培していて、収穫が最盛期を迎えています。
24日、西条農業高校食農科学科の1年生が、市内の園地で長さ25センチほどに実った青パパイヤを収穫しました。
西条農業高校では、高齢化で増加している耕作放棄地を有効活用するため、2018年から、青パパイヤを栽培しています。
地球温暖化で、日本でも熱帯果樹の栽培が進む中、青パパイヤは、病気に強く、手入れしやすいことなどから、西条農業高校では地元の農家などに栽培の技術指導を行っています。
ある生徒は「今、商品開発をしていてパパイヤキムチとかパパイヤカレーにして販売しています」と話していました。
また、両親がフィリピン出身という生徒は「私達が慣れているパパイヤの料理や文化を日本でも広げていけたら」と抱負を語っていました。
青パパイヤの収穫は12月下旬まで続き、西条農業高校では、収穫した青パパイヤを使って商品を開発し、西条市や新居浜市内のスーパで販売する予定です。