県産養殖魚の販路拡大へ ハワイの有名シェフらがマダイ養殖場を視察【愛媛】
県産マダイを使って調理するハワイのシェフたち
愛媛県産養殖魚の販路拡大につなげようと、きのう、ハワイの有名シェフらが宇和島市を訪れました。
きのう、宇和島市のマダイ養殖会社「中田水産」にはハワイの有名飲食店のシェフら14人が訪れ、カンキツの皮をエサに混ぜて育てている「みかん鯛」の養殖場を視察しました。
この視察は県産養殖魚の販路拡大を目指し、日本貿易振興機構「ジェトロ」が開いたものです。
その後、一行は宇和島水産高校に移動し、ハワイから来た9人のシェフが、宇和島産のブリを使って、県産のかんきつと柚子胡椒のソースを合わせたマリネや、蒸したマダイのお茶漬けなどを作り、地元の養殖業者らに振る舞いました。
ハワイでレストランを10店舗経営するロイ・ヤマグチシェフは「愛媛の魚は歯ごたえもあるし甘みも十分ある、ハワイの人の好みに合う」と話していました。
また宇和島水産高校では、生徒がブリ大根などのオリジナル缶詰も紹介し、シェフらとの交流を楽しみました。
ジェトロでは、来月ハワイで宇和島の水産会社も参加した商談会を開催する事にしています。