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居眠り運転で対向車の2人にケガさせる 久万高原町議長に執行猶予付き有罪判決

2025年2月19日 17:54
居眠り運転で対向車の2人にケガさせる 久万高原町議長に執行猶予付き有罪判決
松山地裁での判決公判

居眠り運転をして2人にケガをさせた久万高原町議会の議長に対し、松山地裁はきょう、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

久万高原町議会の玉井春鬼議長(85)は去年6月15日、久万高原町内で普通乗用車を運転中、居眠りをして対向車線にはみ出し、対向車の運転手とその同乗者に胸の骨を折る大ケガなどをさせたとして、過失運転致傷の罪に問われています。

きょうの判決公判で髙場理恵裁判官は「眠気を感じたのに運転を継続した経緯は安易で軽率だった」とし、「被告人の刑事責任は軽くない」などとして、玉井議長に禁錮1年4か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

判決後、玉井議長は南海放送の取材に対し「申し訳ないと思っている」と話し、進退については「4月の任期満了まで議長職は全うする。その後の議員活動については検討中」としました。

久万高原町議会では、今月4日の臨時議会で玉井議長に対する辞職勧告決議案を可決しています。

最終更新日:2025年2月19日 19:34