四国中央市の大手「丸住製紙」主力部門の洋紙生産から撤退 業績悪化など理由に
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愛媛県四国中央市の大手製紙会社「丸住製紙」が新聞用紙など、主力部門の洋紙生産から撤退することが分かりました。
丸住製紙は、四国中央市に本社を置く大手製紙会社で、2023年の紙生産量は県内2位、全国7位となっています。
丸住製紙によると、生産から撤退するのはこれまで全体の売上の7割を占めていた、新聞や出版などの「洋紙」部門で、太陽光発電事業や衛生用品などの製造は継続するということです。
民間の信用調査会社によると業績の悪化などが主な理由で、洋紙の製造作業は20日で終了するということです。従業員はおよそ500人で、丸住製紙では2年前から希望退職者を募っていて、今回の事業規模縮小についても従業員に説明を行うということです。
四国中央市の篠原実市長は、20日の定例会見で「できるかぎり従業員や関連会社の影響が少なくなるように市としても努力したい」としました。
最終更新日:2025年2月21日 11:31