×

戦後80年「愛媛県戦没者遺族大会」で平和への思い新たに 記憶語り継いでいくことが喫緊の課題

2025年3月10日 14:02
戦後80年「愛媛県戦没者遺族大会」で平和への思い新たに 記憶語り継いでいくことが喫緊の課題

ことしは戦後80年となります。愛媛では遺族らが平和への思いを新たにしました。

松山市で行われた愛媛県戦没者遺族大会には、県内各地の遺族会の会員およそ500人が出席しました。

会では、県遺族会の関谷勝嗣会長が「終戦80年を迎え、戦争を繰り返さないためにも私たちは平和の語り部として次の世代に語り継いでいく」と決意を新たにしました。

続いて、遺族の処遇の改善や顕彰活動などに長年尽力した会員に中村知事から表彰状が贈られた後、戦争で祖父を亡くした西条市の首藤洋さんが大会宣言を読み上げました。

(大会宣言)
「我々は恒久平和な社会の構築に寄与する団体である自負を胸に、組織の総力を結集して要望貫徹に邁進する」

県遺族会によりますと、親を亡くした戦争遺児の平均年齢は84歳と高齢化が進んでいるということで、遺族の経験や記憶を語り継いでいくことが喫緊の課題となっています。

最終更新日:2025年3月10日 14:02