舞台をJ2に移して2年ぶりに行われた、愛媛FCとFC今治の直接対決「伊予決戦」。会場のニンジニアスタジアムにはこの日を待ちわびた大勢のサポーターが駆け付け声援を送りました。ダービーにふさわしい激戦となった戦いを振り返ります！

互いの意地がぶつかりあう、愛媛FCとFC今治の直接対決「伊予決戦」！ライバル同士の負けられない戦いが、第4節で早くも実現しました！

今治サポーター：
「興奮具合はマックスです。(4-1で勝った)前節のようにきょうもこの場で、この場で、愛媛FCを…絶対勝つぞ！」

愛媛サポーター：
「ダービーは勝たないとダメなんで、そこだけです。プライド懸けて勝つだけです」
今治サポーター：
「どっちが勝ってもいいんですけどね、私は。楽しくてしょうがないでしょ？サッカー好きのお祭りだからね」

家族で来場：
息子「愛媛FC(を応援)！」
父「僕は両方」
母「私は今治」
父「たくさん点を取ってほしいです、両方とも。(予想は)2-2、引き分けで」
母「(今治が)3-2」
息子「いや愛媛」
母「今治よ！」

9352人の大観衆が見守る中、今シーズン未だ勝利のない愛媛と、前節初勝利を挙げて勢いにのる今治が相まみえた、2年ぶりの伊予決戦。

先手を取ったのはホームの愛媛でした。前半35分、今季初スタメンの村上がペナルティエリア内に流し込み、これを福島の折り返すと、最後は甲田。甲田の今シーズン初ゴールで愛媛が先制します。

追う今治は後半開始早々、左サイド近藤のクロスを加藤がつないで最後はヴィニシウス！頼れるエースの2試合連続ゴールで追いつきます。

ホームで負けられない愛媛は後半24分、コーナーキックから山原！頭で叩き込んで、再び勝ち越します。

しかしこの試合、後半は完全に今治のペースでした。後半37分、コーナーキックのこぼれ球に近藤が左足を振り抜き、再び同点に。

さらに終了間際、梅木のクロスにヴィニシウスのヘディングシュート。これで勝負あり。J2で初めての伊予決戦は、今治が逆転で愛媛を下し、リーグ戦2連勝。

対する愛媛は、開幕から4戦勝利なし。明暗くっきり分かれる結果となりました。

頼れるエースが2G！マルクス ヴィニシウス選手：
「ダービー・伊予決戦でずっとゴールを決めたかったので、2ゴール決められたのはすごく良かった。これからもゴールを決められるように頑張りたい」

愛媛FC 石丸 清隆監督：
「この伊予決戦に関していうと結果が全てだと思うんで、敗戦したっていう事は非常に責任を感じています。選手は良くやってくれたかなと。 勝てなかったというところは非常に悔しい」

次節は次の日曜、今治はホームで富山と、愛媛はアウェーで千葉と対戦します。