「心の中にずっと残り続ける」少子化で151年の歴史に幕…玉津小学校で閉校式【愛媛】
愛媛県内で150年を超える歴史に幕を下ろす学校があります。
宇和島市吉田町の玉津小学校でおととい行われたのは、閉校式です。
ミカン山と海に囲まれた玉津小学校は、明治6年1873年の誕生以来、4708人の卒業生を送り出してきました。
しかし、少子化により今年度で151年の歴史に幕を下ろすことになりました。
6年生をのぞく34人の児童は、来月開校する新しい吉田小学校に通学します。
平岡義光校長:
「4月からの新生活を明るく笑顔スタートさせ、玉津で育った純粋な心を忘れることなく飛躍していくことを確信しています」
6年 濵住昂志さん:
「玉津小学校が閉校してしまうことはとても寂しいですが、玉津小学校で過ごした日々の思い出は、僕の心の中にも、またみなさんの心の中にもずっと残り続けると思います」
(除幕式)
「3,2,1 どうぞ」
最後の児童・44人の笑顔の写真が貼り付けられた記念碑に…
児童:
Qいつ掘り返すの?
「8年後」
手紙などを詰め込んだタイムカプセル。
2年女児(春から吉田小学校へ通います):
「いっぱい友達を作りたいです」
校舎の壁には、同窓生たちが参加した手形アートも。玉津小学校に関わったすべての人が、思い出いっぱいの学び舎にお別れを告げました。
同窓生:
「節目よね。学校が無くなるのと年金もらいだすの。祝65(歳)」
同窓生・保護者の男性:
「災害とかコロナとかを乗り越えて頑張ってきた地域だと思うので、また新しい学校でも頑張ってほしい」
6年男児:
「中学校でも頑張るので応援してください」
(玄関で最後の終礼)
児童:
「気を付け、さようなら」
「さようなら」