水難事故防止や津波対策に活用へ「海の地図」作り進行中 四国の海岸線でも測量調査
水難事故防止や津波対策などに活用しようと、日本の海岸線のおよそ9割を網羅する「海の地図」作りが進められています。
日本財団と日本水路協会は「海の地図プロジェクト」として全国規模の航空測量をもとに、水深20メートルまでの浅い海域を対象にした「海の地図」の整備に着手しています。
2032年を目標に、日本の海岸線のおよそ90%を網羅する地図の整備を目指します。
プロジェクトの一環で地震の影響を受けた能登半島沿岸の緊急調査もこれまでに実施され、最大5.2メートルの隆起などが確認されたということです。
愛媛県をはじめ、四国の海岸線を対象にした測量調査も実施されています。
浅い海域はこれまで詳細な地形の情報が明らかになっておらず、水難事故防止や津波対策などへの活用が期待されています。